どこにでもあるものではないが、四畳半から十畳あるいはそれ以上の大きさになり、開花時にはかなり目立つ。蛇結茨と書き、蛇がからまる様子からついた名前だが、鋭いトゲと相まって独特の印象を受ける植物である。ただ、一株の個体があれば、周囲にいく株かあることが多いが、空き地に生育していてもどんどん増えていって、足の踏み場もなくなるということもない。日当たりのよいところにしか生育しないが、同じマメ科のクズと異なって、周辺を覆いつくすようなことがないのは不思議な気がする。
かなり大きなマメの鞘
これだけ鋭いトゲもあまりない