石塔あるいは阿育王(アショカオウ)塔
以前に司馬遼太郎、白洲正子の文面で読んでいたので、湖東の近くだろうと探して訪れた。石塔寺という寺ではあるが、こここそもともと渡来人の遺跡を平安中期に再発見して以来のことで、飛鳥時代のものだろうとは言われている。渡来人の作った仏舎利塔(釈迦の骨を埋めてある塔、三重塔、五重塔などと同じ)だろうとは思うが、なぜこんな丘の上にポツネンとあるのか、長い階段を登りつめて、塔の先端が徐々に見えてくるとある意味感動してしまうような塔だった。
目の前で見るとかなり迫力がある
百段以上はあるかもしれない
登りつめると徐々に見えてくる
総高7.5mとあるから一般の家の高さくらいある
千年以上、地震や台風で倒れなかったというのはただ積んでいるだけではないだろう
石塔の周囲、あるいは右の奥におびただしい石塔、石仏があり、驚くが、再発見されて以来徐々に奉納されて増えていったようだ
ただ、すべての塔や石仏が規則正しく並んでいるのは昭和に入って並べかえられたようだ
石塔の右奥に遊歩道が続いていて、石仏沿いに周回できるようになっている
以下は周回道沿いの自然植生
コジイ(ブナ科)
サカキ(モッコク科)
モッコク(モッコク科)
寺の植栽樹が広がったのかもしれない
シャシャンボ(ツツジ科)
橙がかった赤い実がたくさん落ちていたので見上げてみると
ナツハゼ(ツツジ科)