十年ほどか前に訪れた頃と比べて、ほぼ遊歩道に木道が敷かれてあるのと、獣害がひどく一部では柵で囲われているようになっていた。
標高二千メートルほどの峠一帯はオオシラビソやコメツガの針葉樹林帯になっており、白駒池周辺は林床のコケの種類や量が多いので有名だが、この日は夏の日差しが続いているため、コケもしっとりせず、いくぶん乾いてみえた。
峠より茶臼山
コメツガ(マツ科)
オオシラビソ(マツ科)
左 ダケカンバ 右 コメツガ
麦草峠に草原が広がっており、種々の野草が開花しているが、周囲一帯はやはり柵で囲んである。
標高二千メートルを越えるここでも、獣害で本来の植生を保てなくなっているのは残寝なことだ。
ゴマナ(キク科)
ウツボグサ(シソ科)
シロバナウツボグサ
本来は湿地帯に生育するが…
シモツケソウ(バラ科)
キリンソウ(キク科)
キバナノヤマオダマキ
カライトソウ(バラ科)
ハナイカリ(リンドウ科)
ハクサンシャジン(キキョウ科)
エゾリンドウ(リンドウ科)
キソチドリ(ラン科)
テガタチドリ(ラン科)
たぶん
左シュロソウ(ユリ科)
右タカネアオヤギソウ(ユリ科)
ウド(ウコギ科)
マルバダキブキ(キク科)
ヤツタカネアザミ(キク科)
確定できないがおそらく
フタバラン(ラン科)
種までは特定できない
コイワカガミ(イワウメ科)
この周辺一帯が樹林がなくなり、庭園風になっている
葉は五葉
コメツガのマツボックリ
数センチ程、小指の先くらいでかなり小さい
ミヤマシグレ(スイカズラ科)
種名はわからない
コイチヤクソウ(イチヤクソウ科)
タケシマラン(ユリ科)
白駒池
ミネザクラ(バラ科)
おそらく…
托葉がある
ミネカエデ(カエデ科)
白駒池周回道にあるコケに覆われた樹林帯
木々の幹を覆うようにコケが盛り上がっている
ダケカンバ(カバノキ科)