家の近くの田圃の中に、以前から子供達に、トトロの森と呼ばれている場所がある。中に入ってみると、祠こそないが、田圃の畦より幾分高いくらいの土手に種々の木々が生えていて、おそらく鎮守の森や野神に相当するところかと思える。生えている木々は、スギ、ネジキ、ノリウツギ、ヒサカキ、アオキ、タンナサワフタギ、クロミノニシゴリ、ウメモドキ、ミヤマウメモドキなど、やはり湿地に適応したものが多い。
日本各地の神社には、その土地本来の元から自生していた木々が残っていて、この文化は自慢していいと思う。そういった場所が偶然にもトトロの形になって子供達に親しまれているのはありがたい。
トトロの森
後ろ姿
ネジキ(ツツジ科)
クロミノニシゴリ(ハイノキ科)