赤目四十八滝を二度ほど訪ねたことがあるが、春に歩くと花が多くてなかなか先へ進めなく、渓流歩きの楽しいところだった。以前高山の近くに地図で 宇津江四十八滝というのを見つけ、今回飛騨の山々とともに訪ねてみた。それほどたいした所でなくとも、渓流ならまあよいかくらいの気持ちで行ったが、とんでもない景勝地だった。滝のスケールは大きく、渓流沿いの木々に圧倒される。そのうえ上流に行くとアルプスの展望台があり、なぜここはもっと有名でないのか不思議なくらいだ。ただ、調べてみるとと21世紀に残したい日本の自然100選に白神山地や屋久島とともに選ばれている。逆にそれなら天生湿原も入れて欲しいと思ってしまうが。
今回飛騨の各地を訪ねてみて、どこへ行っても非常に豊かな森があり、樹種も豊富であったし、木々や森が生き生きとしている。気候や地質やその他の要因も関係しているに違いないが、飛騨の匠、特に木々に関わる昔からの文化が関係しているのではないか‥と思うようになった。トチやケヤキやミズナラなどの、多くの広葉樹を材料として必要なこの土地になぜこれほどの樹齢の、立派な木々が、森が残っているのか。ほとんど平野部のない山間の土地だからこそ、山や森や木々との関わりを大切にしてきたのかもしれない。
石畳で丁寧に整備された道が渓流沿いに続く

いきなりメグスリノキ(ムクロジ科)が‥

さらにいきなりオヒョウ(ニレ科)の木が‥


オオバクロモジ(クスノキ科)

ミヤマハハソ(アワブキ科)
ハハソはコナラのこと(科は異なる)


寝牛岩

上段の滝 (10.1m)
不動明王が祀ってある

函滝(11.5m)

王滝 (18.8m)

銚子口滝(10.8m)

障泥滝(あおりたき)(9.8m)

トチ(トチノキ科)


ブナ(ブナ科)


サワグルミ(クルミ科)

オニグルミ(クルミ科)

ネズコ(ヒノキ科)
クロベともいう 木曽五木のひとつ


しっかりとした階段を各所に設けてある


