戦後定められた 国民の祝日 には春分の日は 「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」 とある。
ちなみに秋分の日は 「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日」
もちろんそれ以前から 春、秋の彼岸 として先祖供養のみでなく、寺や宮中でも行事が行われてきた。
やはり お彼岸 という言い方がしっくりくる。
なぜ 彼岸か というと 仏教では此岸(現世)から彼岸(悟りの世界)へ渡るのに、中道、つまり極端に偏ることを避ける。
その意味で一日の昼と夜の長さが同じになる春分や秋分を大切にしてきた。
数ある祝日の中でも、なじみ深い、ようやく春になったという印象的な日かと思う。
マンサク(マンサク科)
キンキマメザクラ(バラ科)
ショウジョウバカマ(シュロソウ科)