もう十数年ほど前からになるか、毎年桜の季節になると、驚くほどの人たちが来るようになって、桜並木の湖岸沿いの道路だけでなく、湖西へ来るまでの道や、湖北に至る道までも大渋滞を起こすようになった。
いいのか、悪いのか?よくわからない。
ただ、そこは地の利で、朝早くに訪れるとそれほど混むこともなく通り抜けできる。
もっとも、最近はそのことに気づいた人も多いようで、車の数が増えては来たが。
海津大崎を抜けるには短いトンネルが4つほどあり、昭和11年に道路が開通した際に、当時高島地方事務所に道路補修をする修路補修員として勤めていた宗戸清七が作業の合間にソメイヨシノを植樹したことに端を発する。
海津大崎は琵琶湖岸としては珍しく岩礁地帯が続くが、このような場所は、琵琶湖岸ではここと、近江八幡の伊崎不動くらいではないかと思う。