まもなく森や山々の紅葉が始まるが、それに先んじて野の花たちは最後の彩りを見せる。結果としてそうなっているともいえるが、木々は草花よりも遅れて芽吹き、遅れて紅葉、落葉する。自然界の中で植物全体がひいては生物全体が共生している。
秋に咲く花には青、紫が多く、春に咲く花には黄が多いと聞いたことがあるが、たしかに秋にはリンドウやキキョウが目立ち、春にはタンポポやナノハナが目立つ。夏に森の中に咲く木々は白い花を咲かせるものが多い。昆虫や太陽光の波長などの関係かと思うこともあるが、必ずしもそうではないかもしれない。
ヨメナ(キク科)
ツリガネニンジン(キキョウ科)
シロザ(アカザ科)
オグルマ(キク科)
セイタカアワダチソウ(キク科)