マメ科の木にはアカシアやデイゴ、ホウオウノキなど独特の花を咲かせ、かつ目立つものが多いが、ネムノキもその例にもれない。どこにでも見かけるからよいようなものの、これが希少な植物ならばその花の構造に驚くばかりかと思える。湖岸や川沿いに多いが、バイパスの土手にたくさん生えていたりもする。成長が早い陽生植物だろうし、おそらく根に共生関係にある根粒菌を持っていて、栄養の少ない土地にでも入り込むことができるのだろう。
ネムノキは青空がよく似合うが
梅雨の時期に咲くのはなぜか?不思議に思う
よく雨に濡れすぼんでいる花々も見かける
ネムノキに限ったことではないが
特に今年は植物一般の生育、実成りが悪いのではないかと思える
右の花のおしべが何本か癒着しているのがわかるが
この下部から蜜を出す
たくさんある花蕾の一つ一つが開いて先端の赤い十数本のおしべになる
花弁とがく片は付け根にあるが目立たない
まるで花火のような花
名前のとおり、夜や弱光時には歯を閉じる
アフリカにあるアカシア の木のように段構造をなす