堤防のソメイヨシノが咲き、より鮮やかになった
人も多くなった
ここのアブラナは数年前から気付いていたが、毎年、徐々に広がっていったように思う。
二十代の頃、新任で木之本に赴任した。ちょうど豪雪が続く頃で驚いたが、春になると余呉川の桜が綺麗だったのを覚えている。まだ残っているが、あの頃よりは減ったように思う。ソメイヨシノは江戸時代の末期に生み出されたクローンであり、初代の寿命が100年くらいだとしても、現在のものはせいぜい5、60年くらいで、多くは枯れていったのだろう。
赴任時に引越しの荷物を載せて湖西路を通ったが、海津の桜が綺麗だった。あの頃はまだ車で通れたし、人もほとんどいなかった。素朴な時代だったと思う。