毎年この時期に来ているようにも思うが、今年は植物園か…と思うほどの花に出逢えた。この滝の少し上部に獣害防止柵を巡らせてあるのが、多くの植物が残っている理由には違いないが、もう一つは、この滝から一年中一定温度の湧き水が多量に出ていて、小さな谷間が安定した環境にあるのが大きいのかと思える。
河川沿いはもともと植物の豊かな場所だが、ここは人の手の加わらない自然の植物園といってもいいような場所である。
いつ行っても豊富な湧き水が出ている
ヤマエンゴサク(ケシ科)
場所によってはじゅうたんのように咲いている
モミジチャルメルソウ(ユキノシタ科)
この地域の固有種
花茎がチャルメラに似ているのでこの名がある
花弁の先端が3裂または5裂する
ショウジョウバカマ(シュロソウ科)
クロモジ(クスノキ科)
シキミ(マツブサ科)
ヒメウズ(キンポウゲ科)
スミレサイシン(スミレ科)
白花が混じる
セリバオウレン(キンポウゲ科)
ニワトコ(スイカズラ科)
サンインシロカネソウ(キンポウゲ科)
咲き始め
タチネコノメソウ (ユキノシタ科)
イワウチワ トクワカソウ(イワウメ科)
この標高に分布するとは思わなかったので驚いた
これも滝による環境かと思う