深泥池

深泥池、深泥ケ池(みどろがいけ)

京都市の北部にある池、湿地であるが、希少種が残っていることは以前から聞いていた。

以前、車で通りかかった時、警備の人が椅子に座っていて何か希少種を警備していて、いまそこに行ってみるとミツガシワが広がっていたが、それを警備していたのかはわからない。

今回深泥池に行ったみると、一面にタヌキモの黄色い花が咲き広がっていた。フサタヌキモやヒメタヌキモの花は見たことがあるが、タヌキモの花がこれほど大きいとは思わなかったし、池一面に広がっているのにも驚いた。

今回は希少種のホロムイソウ(ホロムイソウ科)はわからなかった。東北や北海道に分布するが、氷河期の名残で深泥池にも隔離分布するようで、世界的にも南限のようである。池の北半分は陸地化して湿地になっているようで、そこにあるのかもしれないが、勝手に入るわけにはいかず、また機会があれば、周囲を歩いてみようと思う。

 

 

f:id:Jiroviolet:20180925194317j:image


楕円形の葉はジュンサイハゴロモモ科、スイレン科)

f:id:Jiroviolet:20180925194539j:image

 

タヌキモ(タヌキモ科)

水面から5〜10センチくらいはあると思う

f:id:Jiroviolet:20180925194319j:image

 

ミツガシワ(ミツガシワ科)
f:id:Jiroviolet:20180925194348j:image

 

南端より北を望む

発泡スチロールも浮いていたりする

f:id:Jiroviolet:20180925195247j:image