久々に天増川(あますがわ)を歩いてみたが、ここも鹿の食害だろう、林道沿いの草本はほとんどなくなっていた。かつては、奥深い渓流の代表のようなところで、一面のワサビやコンロンソウをはじめ、希少種も多くみられたところだけに残念なかぎりだ。
クルミやケヤキの高木は以前のままで、新緑の芽吹きの季節を迎えていた。
川面に映る新緑
新緑の中のフジの色が鮮やか
オオモミジ(カエデ科)
アカガシ(ブナ科)
オニグルミ(クルミ科)
赤い部分が雌花、雄花は垂れ下がった穂の部分
ケナシヤブデマリ(スイカズラ科)
ヤブツバキ(ツバキ科)
雪国のユキバタツバキかと思ったが違った
渓流沿いで気温が低くまだ咲いているのだろう
イヌシデ(カバノキ科)
アワブキ(アワブキ科)
シラキ(トウダイグサ科)
ヌルデ(ウルシ科)
エノキ(ニレ科)
石田川
一部寒川のものもあるが、いずれも閉鎖になった道路周辺の植物で
国道と川によって鹿も来にくいのか、幾分植生は残されていた
イタヤカエデ(カエデ科)
ミツバウツギ(ミツバウツギ科)
こちらでミツバウツギを見かけるのは珍しい
ハクサンハタザオ (アブラナ科)
鹿がいたら真っ先に食べられていただろう
フジ(マメ科)
ズミ(バラ科)
ズミのことをコナシともいう
ウワミズザクラ(バラ科)
すごく端正なウワミズザクラ
川沿いに生えている