位置的には、田立の滝の北、赤沢自然休養林の南に挟まれる位置の、北側に阿寺(あてら)渓谷、南側に柿其(かきぞれ)渓谷がある。有名な寝覚の床もそうだが、これらの渓谷も、田立の滝も花崗岩からなっている。阿寺渓谷の方が知られているのかもしれないし、渓谷沿いに狭いながらも車道が通っている。ところどころ主要な淵などに車を止めて見て廻ることもできるし、中央部に止めて歩いて廻っても良いかと思う。これに対して柿其渓谷はほとんど歩いてしか廻れないし、主要な部分はそれほどの距離はなく、すぐに廻れる。ただし奥の霧ケ滝のところへは行っていないので、そちらも歩けば時間はかかるかと思う。
阿寺渓谷と柿其渓谷は木曽川沿いの林道でつながっていて、途中の恋路峠と名付けられたところから中央アルプスがよく見える。というか木曽川沿いの中山道の各所から木曽駒ヶ岳は見える。これほど木曽路の各所から中央アルプスが見えるとは思わなかった。伊那谷からも見えるだろうが、伊那駒ケ岳とは言わない。今でこそロープウェイができて駒ヶ根からと思ってしまうが、木曽が主要な登山口だったかもしれない。
阿寺渓谷
犬帰りの淵
阿寺ブルーと表現される
森林鉄道鉄橋跡
狸ケ淵
狸が化け具合を淵にうつして見たことから
六段の滝
下の二、三段しか見えない
熊ケ淵
アスナロ(ヒノキ科)
アスナロはこのように綺麗に紅葉する
もちろん常緑樹なので紅葉というより落葉か
イワウチワ(イワウメ科)
群生しており春に来れば綺麗かと思う
ノコンギク(キク科)
ユウガギク(キク科)
ゴマナ(キク科)
オオウラジロノキ(バラ科)
ガンクビソウ(キク科)
ツルニンジン(キキョウ科)
下向きだった花筒が受粉後上向きになっている
アキノキリンソウ(キク科)
柿其渓谷
黒渕
牛ケ滝
この滝は近寄れないがかなり見事な滝で40mほどある
ヤマグルマ(ヤマグルマ科)
ツクバネ(ビャクダン科)