Plants

フラサバソウ

覚えにくそうな名前がついているにも関わらず 覚えてしまっている植物がある このフラサバソウもそのひとつで ヨーロッパ原産の帰化植物だが 明治の初めにフランスの植物学者である フランシェ と サバティエ が長崎で発見して その日本での発見者の名前にち…

セツブンソウ

昨年はいつだったのかと振り返ってみると、三月の十九日にアップしていて撮影日を調べてみると十六日だった。 半月早い。 というよりも昨年が豪雪のために開花が遅れたということだと思う。 時折、雪の中からセツブンソウが開花している画像をみかけるが、雪…

スイカズラ

植物に馴染みのない人でも聞いたことのある名前かもしれない スイカズラ・・・ 「 忍冬 」 と書いて スイカズラと読むが この姿を見れば納得できるのではないかと思う 初夏に 黄色と白のツートンの見栄えのする花を咲かせるが この冬の時期を経ての鮮やかさ…

四季の自然と植物

四季の自然と植物・・・ このブログの副題だが 昨年の一年間に出逢った花々と自然をまとめてみた ここでは都会の利便性はなく、冬は積雪に耐えねばならないが 昨今の社会情勢の中でこのような時間を持てたことは本当にありがたいと思う 分けずに一気に一年を…

日吉大社

難しい漢字だが・・ 比叡・・ この字は読める人が多いのではないかと思う 比叡山延暦寺の ひえい である (以下 日吉大社についての 特に祭神についての説明は わかりにくいと思うので随時とばして読まれるとよいかと ただ 神々の関係がわかると面白いもので…

ユキミバナ

ユキミバナ・・ 初夏から雪の降る季節まで咲き続けるのでこの名がある サルスベリが百日紅でほぼ三月だが それを上回る 瓜割の滝に向かう山道の杉林の林床にびっしりと生えているが 気温は十度にも届かず さすがにこの時期にはぽつんぽつんとしか咲いていな…

霜月 ③ 実り

今年の秋の実りを集めてみた。 ムラサキシキブ(シソ科) 良い名をもらった植物の典型 ノブドウ(ブドウ科) 色においては、このブドウを栽培種に改良すれば売れるだろうが 青や紫は虫の寄生によるもので、毒性はないかもしれないがまずいはずである コバノ…

霜月 ② 紅葉

今年の紅葉を振り返って・・・ ウリカエデ(ムクロジ科) ウリハダカエデ(ムクロジ科) 基本的には 橙 になってゆく なお ウリカエデ も ウリハダカエデ も樹皮が瓜のように緑がかるのでその名がある アカシデ(カバノキ科) もっとも紅葉の好きな木を一つ…

圧巻 イロハモミジ

公園樹の紅葉において イロハモミジのみ 紅葉のばらつきがあるが・・ としていたが もう一度訪れてみると圧巻の紅葉だった この木はかなり太い大木で 四方に幹を伸ばしていて 少し丘のように盛り上がったところに生えている ここは雪の多いところなのだがよ…

シマカンギク

近畿より西に分布する野菊で朝鮮、中国にも分布する 中国、九州地方では一般に見られるようだが、本県では絶滅危惧種に当たる 島寒菊の意味だが山麓などにも見られる シマカンギク(キク科) 漢方で主に用いられるのがこの菊で、薬用のみでなく飲用(菊花茶…

公園樹紅葉

湖北の湖岸にある公園の紅葉 たくさん植えてあるモミジだけは紅葉のばらつきがあったが 多くの木々で紅葉が進んできた 聞くところによると京都はとんでもない人の波だという 石の上にも三年・・・ わからぬでもないが イロハモミジ(ムクロジ科) ナツヅタ(…

色彩 2022秋

秋は一年のうちで春以上に最も色彩の豊かな季節かもしれない 紅葉に限らず今年の秋の色彩を集めてみた www.youtube.com

峠② おにゅう峠

若狭との県境に、以前は鯖街道(若狭から京都へ塩サバを運んだ道)として、また最近では雲海で有名になってしまった おにゅう峠 がある。 以前は峠の道にさしかかるとアスファルトが途切れて地道になっていたが、雲海で有名になったからか、若狭へ抜ける道も…

峠① 鳥越峠

春は里から 秋は山から・・・ 紅葉の季節になってきたが まず標高の高い山々から色付き 徐々に里に降りてくる 日本海に近い湖西、湖北は 例年ならこの時期は時雨の時期となり 気温も低く気持ちも沈みがちな日々を送ることとなる ところが去年も そして今のと…

秋の野草 ④

秋の野草 ③ に続き 少し山麓あるいは山に少し入ったところの花々 ただし①②の 野の花 ③④の 山の花 に明確な区分はない いくぶん希少な種類もある センブリ(リンドウ科) 昔から薬用に用いられ、千回煮出してもまだ苦いことから千振りの名がある たしかに細い…

秋の野草 ③

野や里の花をとりあげた ① ② に対して 少し山麓あるいは山に入った花々を集めてみた ③と④にわける ただし時期は十月の初め頃から現在までのものになる ツリフネソウ(ツリフネソウ科) これは白花だがいくぶん赤味があり 完全な白花のようにも思えない アキ…

ユウガギク

野菊の盛りを迎えているが、毎年、出逢うと清々しく、爽やかな気持ちになる野菊がある。 ユウガギクである。 地域によってはわからないが、湖西や湖北ではどこにでもある野菊ではなく、かといって希少な稀(まれ)にしかみられないものでもない。 農耕地や野…

秋の野草 ②

すでに秋の花も終盤に差し掛かっている ①と重なるものもあるかもしれないが 主に野に咲く花々を集めた アキノエノコログサ(イネ科) ミゾソバ(タデ科) ボントクタデ(タデ科) サクラタデ(タデ科) チカラシバ(イネ科) サクラタデ(タデ科) オオイヌ…

ツリフネソウ

ずいぶんと少なくなったような感じがする 少し山に入り 水気の多いところには いたるところで群生していたように思うが もしかすると鹿によるものかもしれない ひさびさに谷沿いの群生地に出逢った ミゾソバとともに林床をおおっている すぐ近くに ひっそり…

秋の野草 ①

秋分も過ぎいよいよ秋本番になってきた。 秋の野草も一気に咲きだし野辺を彩るようになり 散策がもっとも気持ちのよい季節である。 農道や畦道を歩いて目についた いわゆる野の花々をあげてみる。 とりあえず ① としたが、いつ ② が出せるかはわからない。 …

萩 芒 葛

萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花 秋の七草だが このうち初めの三種 ハギ ススキ クズは 野草というイメージではなく灌木や空き地一面に広がる多年草 あるいは他の植物に覆いかぶさるつる植物で 後者とは少し異なる ハギは灌木だが秋にふ…

センニンソウ

至る所でセンニンソウの花が目立ち始めた マメ科のクズやフジなどと比べれば控えめなツル植物だが 花の密度がすごく、一気に存在感が出る センニンソウ(キンポウゲ科) 赤は ヨウシュヤマゴボウ(ヤマゴボウ科) 赤は ヤマハギ(マメ科) これは琵琶湖では…

ノゲイトウ

おかしな言い方かもしれないが・・ 時折、園芸種かと思えるような野草に出逢うことがある。 ノゲイトウもその一つで、群生しているのを見ると 誰かが植えたのかと思ってしまう 熱帯アジア、インドに自生するが やはり セロシア という名の園芸種として流通し…

夏の花 秋の花

いつもなら夏の盛りのこの時期には一度は信州などの高地に行ってゆっくり花々を見たり、森や湿原を歩いたりする。 ところが昨年も今年もなぜか夏に 困った人? の波のピークが来ていて、仕方なく近くのできるだけ涼しそうな場所を選んで歩いたりしている。 先…

オーシャンブルー

初めて見かけたのは四国を歩いていた時だったと思う。 あまりにも豪華で、園芸種かとも思ったが、完全に野生化した状態だったので自生のはずである。ただ、種子ができないとあるから、元は誰かが植えたものだったのだろうか。 琉球アサガオ、ノアサガオ、あ…

湖岸にて

梅雨末期の激しい雨と捉えた方がよい 気候が異常なのであって、気象庁に文句を言う気は全くないが・・ 久々に晴れ間が見えたので、湖岸に行ってみると何ヶ所かの花園に出逢った オニユリ(ユリ科) 誰かが植えたわけではない 葉の付け根の ムカゴ によって栄…

林道歩き ②

渓流をはなれてから斜面を登って行く箇所 ヤブデマリ(レンプクソウ科) エゴノキ(エゴノキ科) エゴノキの実には毒がある カラスザンショウ(ミカン科) キレハノブドウ(ブドウ科) ノブドウ(ブドウ科) と ボタンヅル(キンポウゲ科) ノリウツギ(アジ…

林道歩き ①

この林道は山上のキャンプ、宿泊施設に通じているのだが、 よく取り上げている新緑や紅葉の天狗岩 カキツバタやレンゲツツジの群落がある平池(だいらいけ) にも通じている 集落からしばらくは渓流沿いになっていて その後山の斜面に沿って登り やがて尾根…

京都府立植物園 夏

久々の植物園 花々は端境期にあたるが、京都は時期を選んで来てはいない それでもいろいろ見て廻れるのがありがたい ルリタマアザミ(キク科) 日本に自生するヒゴタイと同じ仲間だろうが まぁきれいなものである・・・ イヌゴマ(シソ科) エゾミソハギ(ミ…

瓜割の滝 夏 植物

平地ではほとんど野草の開花が見られなくなるこの時期でも、ここではたくさんの花に出逢える。もともと川沿いという場所は植生が豊かなところだが、加えて大量の湧水のために谷一帯の気温、湿度が安定しているためだろう 近年、天候が不安定になり気温、雨量…