2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

醒井のバイカモ ③

動画で見るとわかるが、地蔵川はかなりの水量で流れている。ここ一月ほどまとまった雨は降っておらず、ほとんどが湧水のはずである。 生まれ育った実家には井戸があった。夏は冷たく、冬暖かい。 考えてみれば、昔から人は水の確保できるところに住み着いた…

醒井のバイカモ ②

バイカモは梅花藻と書くが、ワカメや昆布などの藻類ではない。よく言う 藻・・・ カナダモ、キンギョモ、クロモ、エビモなどと同じで、タンポポやユリと同じ被子植物にあたり、それが証拠に地上の植物と同じようにいわゆる花が咲く。沈水植物という仲間だが…

醒井のバイカモ ①

醒井(さめがい)は米原町にある旧中山道の宿場町だが、昔から湧水で有名で、旧街道沿いの地蔵川にはバイカモが生育している。夏になると川面一面に白い花を咲かせて、また水中で揺らめく様は、この川の周囲の街の生活と一体感があって趣がある。 地蔵川の最…

ウユニ琵琶湖

湖岸にて 猛暑が日々続いているが、最近の大気は、春の霞がかかったような感じで山々もすっきりとは見渡せないことが多い。以前は夏の空はこのような感じではなかったように思うが、黄砂は来ていないし、やはり大陸からのPMのようなものの影響だろうか。 た…

湖北湖岸の景観

湖北の湖岸線、姉川河口から北部の尾上(おのえ)漁港にかけては、琵琶湖岸の中でももっとも遠浅の湖岸が続いており、景観が特に優れている。特に夕景時においては、琵琶湖を越えて対岸の山々に夕日が沈む姿が素晴らしく、以前から三脚を携えたカメラマンが…

早崎内湖のハス

かつて琵琶湖岸には数多くの内湖、入江があった。高度成長期に干拓が進み、その後湖周道路が通り、ずいぶんと景観が変わってしまった。たとえば、ずっと以前のことで言えば、有名な安土城や彦根城は、周囲を内湖や湿地に囲まれていたが、今はその面影がない…

稲風と麦浪と

稲風(いなせ)と麦浪(ばくろう)と 例年なら梅雨開けには高山や高原に涼みがてら、植物を目的に出かけるが、今年はいくつかの事情が重なって遠くへは行けなくなった。 平地では、夏に咲く花もほとんどあるまいと思っていたが、探してみると結構咲いている…