2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

京都府立植物園 夏

梅雨が明けてこの暑さの中でも、やはり多くの花を見ることができる。足速に見て廻り、ゆっくりとはできなかったが、夏は高山へ行くか、植物園を廻るのがいいように思う。 ヤマユリ(ユリ科) 主に東日本で見られるが、園芸種のような花 トケイソウ(トケイソ…

内湖

琵琶湖には内湖と呼ばれる湖岸の陸側につながる大小の湖沼が数多くある。最も大きな大中湖(だいなかのこ)を始め、多くの内湖が埋め立てられたが、琵琶湖の水系としての重要性が認識されるようになってきた。 湖西には近江舞子の内湖、高島の乙女が池、松の…

キツネノカミソリ

先週末、庭の片隅にキツネノカミソリを一株だけ見つけた。植えた覚えはない。伊吹や鈴鹿の山麓でオオキツネノカミソリをよく見かけるが、家の周辺ではあまり見かけなかった。この前にとりあげたキンランやネジバナなどと同じく、どのような条件で出てくるの…

瓜割の滝 夏

花の開花はほとんど見られないだろうが、涼みに行ってみた。ここは暑い夏ほど、滝口に近づくにつれて涼しくなっていき、滝の前にある縁台に腰掛けると天然のクーラーを堪能できる。谷全体に冷気が広がっている。 ユキミバナ(キツネノマゴ科) 開花期間が長…

ユウスゲ

自生地の伊吹山では鹿の食害で激減し、ネットを張って保護している。名前の通り、夕方から咲き始め、朝になるとつぼんでしまうが、蛍光塗料のような色合いの花で、蛾が受粉を媒介する。 初夏の湖岸にマツヨイグサの花がたくさん咲くが、花弁の厚みは異なるも…

緋色と朱色

祇園祭の季節になってきたが、この時期、京都の町家では軒先や床の間に緋扇(檜扇と表してあることがあるが、檜扇はヒノキを薄く削いで作った扇子のこと)を飾る。緋色の扇…花の色と葉の形を見れば名前の由来はすぐにわかるが、海岸沿いや一部の草原に生育す…

半夏生

時期は少し過ぎてしまったが、例年7月の上旬(今年は7月2日にあたる)は七十二候の一つである半夏生にあたる。田植えもすっかり終わり、農業を少し休む期間のようで、この時期にはタネもまかぬ方がよいとある。半夏というのはハンゲ(カラスビシャク)の…

七夕

以前、皐月晴れのところでも書いておいたが、本来七夕は今ではない。七月七日は旧暦のことで、現在の暦で言えば八月の上旬にあたる。(今年は偶然8/7、昨年は8/25、来年は8/14にあたる)今の時期はまだ梅雨の真っ最中で、夜空に天の川のなんのという時期…