2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

公園にて

ようやく安定して暖かくなって樹々も急に芽を吹き出してきた。残念だがスプリングエフェメラルや早春の山々へも行けなかったので、近くの公園で樹々の芽吹きを楽しんだ。やはり春はいい。 クスノキ(クスノキ科) モチノキ(モチノキ科) ヤマモモ(ヤマモモ…

清水の桜

水上勉の小説「桜守」の最後に出てくる清水(しょうず)の桜… 同じエドヒガンザクラでも、先日とりあげた酒波寺の行基桜や深清水のお墓にある夫婦桜など、大きさでは劣るが、歴史があり存在感のある桜である。すぐそばを小川が流れていて、この桜もやはり墓…

神子のヤマザクラ

規模こそ及ばないが、密度において吉野の山に匹敵する。 若狭湾の常神(つねがみ)半島の神子(みこ)の裏山は、全体がヤマザクラで種々の色に染まっている。 ここまで多いとは思わなかった。 始め、江戸時代のアブラギリ栽培の境界として植えられたらしく、…

シデコブシ

一般にヒメコブシとも呼ばれるが、自生地は愛知や三重、岐阜の一部の湿地に限られ、日本固有種。ピンク色がかった花弁はコブシやタムシバより多く、艶やかである。ただ、枝振りが暴れやすく、友が昔「やんちゃな木!」と表現していた。十数年前にもらった木…

続 余呉川のセイヨウアブラナ

堤防のソメイヨシノが咲き、より鮮やかになった 人も多くなった ここのアブラナは数年前から気付いていたが、毎年、徐々に広がっていったように思う。 二十代の頃、新任で木之本に赴任した。ちょうど豪雪が続く頃で驚いたが、春になると余呉川の桜が綺麗だっ…

エドヒガンザクラ

今年のエドヒガンザクラの開花は個体によってバラツキがある。先日とりあげた酒波寺のエドヒガンザクラはほぼ満開になっているが、まだ二分、三分咲きのものもある。今年の冬は雪も少なく暖冬気味で、開花が早まるかというとそうでもない。ただ、先日の極端…

酒波寺

酒波寺(さなみでら) 門を入って参道を進んでいくと数十段の石段があり、その途中にエドヒガンザクラの巨木「行基桜」がある。いかにも山寺といった感じの落ち着いた雰囲気の寺で、桜のお陰で、春には多くの人が訪れるようになった。 エドヒガンザクラ(バ…

セイヨウアブラナ と セイヨウカラシナ

どちらもアブラナ科のよく似た植物だが、同じようなところに生える どちらももとはナタネ油や食用の目的で栽培したもののようで、両方とも食用になるが、セイヨウカラシナはずいぶんと辛味が強くて水でさらす必要がある 何年か前から余呉川の土手にみごとに…

卯月 寒の戻り…過ぎ

四月になっても雪が降ったことはあった。けれども連日のように雪と氷が続くのは覚えがない。寒の戻り、とはいうが戻り…過ぎ だろう。 朝寒い中を歩いてみると、これほどの寒気にさらされても、桜や野草の花弁は傷まずに、少し縮まった程度で咲いている。 サ…

樹木の花

考えてみれば、桜だけでなく、葉を展開する前に花を咲かせる樹木はたくさんある。 以前、庭師の佐野藤右衛門さんが、桜の花は始まりではなしに、去年の結果や! と言われていた。目からウロコ…のような言葉だった。ちょうど桜の開花の時期は入学や新年度の時…