霜月 ①

 

昨年と同じく 例年よりも暖かい

また本来の冷たい時雨がほとんどない晩秋だった

それでも昨年と同じように雪はひたすら降り積もるだろうから

これからは冬支度に忙しい日々を過ごすことになる

 

霜月を振り返って・・・

 

竹生島(ちくぶしま)

この辺りを奥琵琶湖と呼んでいる

 

葛籠尾崎より湖北地方

右奥は伊吹山

 

 

コハクチョウ(カモ科)

 

モズ(モズ科)

 

ジョウビタキ(ヒタキ科)


湖岸紅葉

 

ハンノキ(カバノキ科)

 

エビヅル(ブドウ科

 

マンサク(マンサク科)

 

ウワミズザクラ(バラ科

 

ナツヅタ(ブドウ科

 

カラスザンショウ(ミカン科)

 

コナラ(ブナ科)

 

クヌギ(ブナ科)

 

アキニレ(ニレ科) 植栽

 

ヤマボクチ(キク科)

 

アケビアケビ科)

 

 

 

 

 

圧巻 イロハモミジ

 

公園樹の紅葉において イロハモミジのみ 紅葉のばらつきがあるが・・

としていたが

もう一度訪れてみると圧巻の紅葉だった

 

この木はかなり太い大木で 四方に幹を伸ばしていて

少し丘のように盛り上がったところに生えている

ここは雪の多いところなのだがよくここまで生長できたなぁと思う

 

園芸種でも 色や紅葉の進み具合には個体差があって当然だが

年月を経た古木などはゆっくりと紅葉するのだろうか

自然林ではコナラやクヌギあるいは深山のブナなどは

林床の植物が芽生え、葉を展開したのちに

ゆっくりと芽吹き

またまわりを見届けるように

最後に紅葉、落葉する

 

いつもは基本的には自生の植物を取り上げているが

この木一本で

さすが日本の 庭園 造園 とともに生まれ育ってきた木々も

すごいものだと思わされる

 

 

イロハモミジ(ムクロジ科)

 



 

 

 

 

シマカンギク

 

近畿より西に分布する野菊で朝鮮、中国にも分布する

中国、九州地方では一般に見られるようだが、本県では絶滅危惧種に当たる

島寒菊の意味だが山麓などにも見られる

 

シマカンギク(キク科)

 

 

漢方で主に用いられるのがこの菊で、薬用のみでなく飲用(菊花茶)、食用にも用いられる

品種改良したものかもしれないが、そういえば刺身に添えてあったのはこの花のような気もする

 

現在の鑑賞菊は千五百年以上前に中国でこのシマカンギクとチョウセンノギクを交配したものをもとに改良してきたとのこと

鑑賞においても 利用面においても基幹となるキクであることがわかる

 

西洋ではまずバラをあげるだろうと思うが

日本では春のサクラと秋のキクが象徴的な花かと思う

そのおおもとにあたる植物と聞くと感慨深い

公園樹紅葉

 

北の湖岸にある公園の紅葉

たくさん植えてあるモミジだけは紅葉のばらつきがあったが

多くの木々で紅葉が進んできた

 

聞くところによると京都はとんでもない人の波だという

石の上にも三年・・・

わからぬでもないが

 

 

イロハモミジ(ムクロジ科)

 

 

 

 

 

ナツヅタ(ブドウ科

巻きついている木はアキニレ

 

 

 

アキニレ(ニレ科)

 

 

ケヤキ(ニレ科)

 



 

 

エノキ(アサ科)

 

実をつけている

 

 

センダン(センダン科)

以前取り上げたセンダン

センダンは海岸沿いや湖岸に多い

もとからあったのだろう

 

こちらのセンダンは葉を落として実が鈴生りになっている

 

 

 

アオギリアオイ科

 

葉が似ているので桐を白桐というのに対してアオギリは青桐あるいは中国名で梧桐と表記されるが種類は異なる

広島の原爆を耐えた木が有名で

非常に耐火性の強い木として知られる

 

 

ポプラ(ヤナギ科)

ポプラはヤナギの仲間だが

柳に風 のイメージはシダレヤナギかと思う

この仲間は枝ではなく、葉が上下左右に風になびくようにできている

日本のヤマナラシも同じで葉が揺れて擦れることで音を出す

なお正確な種名はわからないがたぶんセイヨウハコヤナギだろう

poplerポプラはラテン語のpopulus に由来し 古代ローマの一般大衆の集会所などに植えられていたという

そうかぁ!

ポピュラー は ポプラ からきているのか!

たぶんそうだと思う

 

 

 

ニセアカシアマメ科

 

 

 

プラタナススズカケノキ科)

 

プラタナスの枯葉舞う冬の道で…
年配の方は歌詞が出てくるかもしれない

 

 

ソメイヨシノバラ科

 

 

 

 

 

トチノキムクロジ科)

 

 

トウカエデ(ムクロジ科)

 

 

以下は紅葉ではないが

 

クスノキクスノキ科

クスノキの実

防虫剤の樟脳はクスノキからとれ カンフル(カンフル剤のカンフル)

あるいは カンファー と呼ぶ

なお ミントカンファー が 薄荷脳 ボルネオカンファーが 竜脳

 

 

シラカシ(ブナ科)

ドングリをたくさんつけている

 

 

アサガオヒルガオ科)

思いもかけずアサガオが鈴生りに咲いていた

青が本来の色で萎むと赤くなるのだろう

白(突然変異)もあることから多分この品種は

ヘブンリーブルー かと思う

 

いわゆるセイヨウアサガオだが

夏のイメージのあるアサガオ

晩秋に咲き誇るのを見ると驚いてしまう

 

 



 

伊吹山麓紅葉

 

姉川上流 伊吹山麓紅葉

 

紅葉の名所というのはたいてい山間の川の谷筋が多いように思う

もちろん高山の山肌一面の紅葉ということもあるが

そういったところは ブナやダケカンバやあるいはカラマツなどが純林に近い植生になることが多い

もちろん純林の紅葉も見事なものだがいわゆる種々様々な色の取り合わせからなる紅葉ではない

信州でも東北でも紅葉で有名なところは なになに渓谷 というところが多い

 

と考えつつ 

東北の栗駒山とか裏磐梯とか

渓谷や谷筋でなくとも見事な紅葉になるところはあるなぁ

 

少し旅行の紅葉名所を探してみたがやはり渓谷や峡谷が多い

 

香嵐渓 恵那峡 昇仙峡 寒霞渓 高千穂峡 赤目四十八滝 御在所岳

嵐山 高雄 貴船 鞍馬 箕面

奥入瀬渓流 蔦沼 鳴子峡 厳美渓 小安峡 

西沢渓谷 高尾山 箱根 養老渓谷 日光

黒部峡谷 九頭竜峡谷・・・・

 

 

ただし登山の紅葉名所(そのような一般通念があまりない 穂高の涸沢カールくらいか)

を調べればまた違ってくるが・・・

 

その時期には行ったことはないが 大雪山尾瀬の紅葉は見事なものだろう

ただ一般に見る紅葉とはまた違った植生かと思う

雨が多く急峻な谷が多い日本の中で割と身近に行ける紅葉名所が渓谷、峡谷なのかもしれない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黄緑はアケビアケビ科)

黄はシロモジ(クスノキ科

赤はヌルデ(ウルシ科)

 

ヌルデ(ウルシ科)

このヌルデは一株でこれだけ多彩な色彩を持つ

 

これは自然の谷筋の紅葉

オオモミジ(ムクロジ科)

コハウチワカエデ(ムクロジ科)

 

コハウチワカエデ(ムクロジ科)

 
















 

峠② おにゅう峠

 

若狭との県境に、以前は鯖街道(若狭から京都へ塩サバを運んだ道)として、また最近では雲海で有名になってしまった おにゅう峠 がある。

 

以前は峠の道にさしかかるとアスファルトが途切れて地道になっていたが、雲海で有名になったからか、若狭へ抜ける道も含めて舗装されていた。

 

おにゅう というのは渡来系の言葉だと聞いたことがあるが、若狭では 遠敷 こちら側の集落は 小入谷 と表記されている。

若狭へ下ったところに奈良東大寺の二月堂のお水取りで有名な「鵜の瀬」があり、またさらにいくと若狭一宮や国分寺跡などがあることから、昔は現在の小浜市よりこちらが中心となっていて、道もこのおにゅう峠を越えて奈良(奈良時代に京都の都はない)へ通じていたのではないかとも思える。

 

 

 

雲海で有名になった風景

冷え込んだ風のない朝に ここから見える奥の集落から谷間にかけて 雲海が一面を埋める時がある

 

 

錦秋

 

タカノツメ(ウコギ科

 

コハウチワカエデ(ムクロジ科)

 

アカシデ(カバノキ科)

 

トチノキムクロジ科)

 

オオモミジ(ムクロジ科)

 

ブナ(ブナ科)

 

コミネカエデ(ムクロジ科)

 

イタドリ(タデ科

 

奥深い峠であることがわかると思う

 

福井県

天気は下り坂になってきた

晴れれば若狭湾が見えるが 代わりに虹が出ていた

 

 

昔と違って、日中もたくさんの人が来ていたが、夜明けの雲海は撮りに行かないようにしている。

 

この日も雲海の撮影場所(適所は木々に隠れるので2、3mの幅しかない)には昼前なのに大きな三脚が4つも据え置かれていた。その場所には注意書きとして ここの場所を三脚で事前に占めないように と書かれてある。

おにゅう峠に至る集落も過疎化が進み、多くの家屋が空き家、廃墟になってきているが、峠に至るこの林道は舗装され毎日多くの人が訪れる。

 

白髭神社の湖中の鳥居を見るために、撮るために横断歩道のない国道を多くの人が横断して、ついには死亡事故まで起こってしまい、湖岸には降りれないように柵が設置されてしまった。

 

メタセコイア並木はあまりにも多くの人が訪れるようになって飲食や宿泊やどんどん施設が立ち並ぶようになって、以前取り上げたことのあるイカリソウの群生していた林はもうない。

 

どんなものだろう?

わからないが、ただなんとなくインスタ映えするそういった場所の写真は避けるようにしている。

 

 

地蔵菩薩 と 観音菩薩

 

湖北の田園風景の中に姿のいいエノキがあり、株元に小さな祠があった。

中を覗いてみると地蔵菩薩がおられるようで、よくみると後ろにも屋根に覆われた六地蔵が並んでおられる。

まぁ、雰囲気のよい場所で、昔は村の外れにこのようなお地蔵さんがたくさんおられたように思うが最近ではあまり見かけない。

 

このエノキの根本はすごい板根(板状の根)になっている

よく沖縄の木々で見かけることがあるが

エノキにこのような性質があるのかわからない

 

エノキ(ニレ科)

 

 

地蔵菩薩というと湖北には木之本地蔵院(浄信寺)というお寺があり

大きな地蔵菩薩がおられる。

 

本尊は本堂の中だが 境内に写しとして高さ6メートルのお地蔵さまがおられる

これはわざとあおって写しているのではなく、普通に撮っている

 

地蔵菩薩は子供の守り仏だが、ここのお地蔵さまは眼の仏様で有名である

数年前、右目だけだが白内障で手術を受けるときに、網膜が傷んでいて回復できないかもしれないと言われたが、お参りして  手術後にほぼはっきりと見えるようになった時は本当に驚いた

お礼に置き物のカエルに片目を書き込んで奉納するのだが、このお地蔵さまの周囲は一面カエルだらけである

正面にも少し緑がかったカエルが見えると思う

 

湖北は昔から信仰の厚いところで 観音の里 とも呼ばれる

高月の渡岸寺(どうがんじ 正式名は向源寺)の十一面観音が有名で

もちろん国宝なのだが 日本彫刻史上の最高傑作 

と言われるほどなので一度お参りされるとよい

平安時代のものと言われるが私はこのような仏様は見たことがない

なかなかこれるところではないと思うが

 

 

峠① 鳥越峠

 

春は里から 秋は山から・・・

 

紅葉の季節になってきたが

まず標高の高い山々から色付き

徐々に里に降りてくる

 

日本海に近い湖西、湖北は

例年ならこの時期は時雨の時期となり

気温も低く気持ちも沈みがちな日々を送ることとなる

 

ところが去年も そして今のところ今年も

比較的暖かい晴天が続いていて

いいのか悪いのか?

よくわからない

 

ただゆっくりと紅葉を楽しめるのはありがたい

 

まともに山歩きができなくなって久しい

残念には違いないが

ただ工夫して少しでも季節ごとの自然に触れられるようにしている

 

 

 

 

標高の高いこの斜面はほとんどがブナ(ブナ科)

 

 

 

 

 

 

ヤマザクラバラ科)だろう

 

ブナ(ブナ科)

岐阜県側に降りた林道脇に生える立派なブナ

ブナ(ブナ科)

 

一年に何度もない快晴だろう

比良、比叡、沖島、多景島すべてはっきり見える

 

 

岐阜県

というか方向は越前、加賀

左のピラミッドのような山は蕎麦粒(そむぎ)山

右奥の高い山が能郷白山

中央奥の高い山が白山

岐阜県側の渓流

揖斐川水系の最深部にあたるため

植生は豊か

 

手前に川があって行けないが

以前から目立つこの木は

ユリノキモクレン科)だった

街路樹や公園に植えられる木だが

なぜここにあるのかわからない

 

ナギナタコウジュ(シソ科)

 

ツリバナ(ニシキギ科)

 

オニルリソウ(ムラサキ科

 

神無月

 

神話や古代史のことに詳しいわけではないが、全国の八百万の神が出雲へ集まったり、奈良の三輪神社のみならず全国各地の神社に大物主大神が祀られていることを考えると、よほど出雲の大国主神の影響が強かったのだろう。

まもなく各地に帰ってこられる。

 

東方向の夕映え

山は伊吹山

 

これは夕焼け

 

彩雲と呼ばれるものかと思う

瑞雲 紫雲とも

夕方の日没方向

 

セイタカアワダチソウ(キク科)

 

エビヅル(ブドウ科

赤い実はノイバラ(バラ科)のもの

 

ヨメナ(キク科)

 

ヤマノイモヤマノイモ科)

実のように見えるのはムカゴ(栄養繁殖体)

 

チカラシバ(イネ科)

 

イロハモミジ(ムクロジ科)

 

チャ(ツバキ科)

 

ススキ(イネ科)

 

イチョウイチョウ科)

 

海津大崎

八月の高時川洪水による多量の流木は撤去された

 

秋の野草 ④

 

秋の野草 ③ に続き 少し山麓あるいは山に少し入ったところの花々

ただし①②の 野の花 ③④の 山の花 に明確な区分はない

いくぶん希少な種類もある

 

センブリ(リンドウ科)

昔から薬用に用いられ、千回煮出してもまだ苦いことから千振りの名がある

たしかに細い歯をかむとすこぶる苦く、たいていの人はしばらくは唾を吐くことになる

 

 

アケボノソウ(リンドウ科)

上記のセンブリと同じセンブリ属

名前のとおりきれいな花弁を持っている

センブリよりはずっと背が高く花も大きい

 

 

タムラソウ(キク科)

アザミの仲間のように見えるが棘はなくアザミ属ではない

 

 

アキギリ(シソ科)

イメージは異なるが日本のサルビアと言われればわからぬこともない

 

 

シロヨメナ(キク科)

山に咲く野菊の代表

 

 

キタヤマブシ(キンポウゲ科

近畿北部に分布するトリカブト

もちろん猛毒である

古来の帽子の形というが

なにか奈良のお寺などでそんなものがあったような

 

 

キセルアザミ(キク科)

湿地に生えるアザミでサワアザミともいう

キセルの形をしていて花がうなだれている

 

 

アカバナ(アカバナ科



ヤマボクチ(キク科)

葉の裏の綿毛を火口(火打ち石で火を移す綿毛)に用いたことから

オヤマボクチの綿毛は蕎麦のつなぎに用いられることもある

 

 

 

コウヤボウキ(キク科)

高野山ではこの植物の茎を集めてほうきを作ったという



ヤマハッカ(シソ科)

すこぶる小さな花だがハッカの匂いはしない



サラシナショウマキンポウゲ科

 

 

リンドウ(リンドウ科)

ずいぶん少なくなってしまった花の代表だろう

人が少し手を加えている山の斜面に残っていたもの




こうやって見てくるとやはり秋の花にはキク科のものが多いように思う

 

秋の野草 ③

 

野や里の花をとりあげた ① ② に対して

少し山麓あるいは山に入った花々を集めてみた

③と④にわける

ただし時期は十月の初め頃から現在までのものになる

 

ツリフネソウ(ツリフネソウ科)

これは白花だがいくぶん赤味があり

完全な白花のようにも思えない

 

アキノキリンソウ(キク科)

同じキク科アキノキリンソウ属だが帰化種のセイタカアワダチソウとは

まったく風情が異なる

かくありたい

 

ヤクシソウ(キク科)

 

 

コメナモミ(キク科)

次のオオオナモミとともにひっつき虫の代表

 

オオオナモミ(キク科)

この果実に似たものをヒントにマジックテープが発明されたという

 

アキチョウジ(シソ科)

 

シシウド(セリ科)

山菜のウドはウコギ科でこのシシウドとは異なる

イノシシの食べるウドという意味だろう

 

ミズヒキ(タデ科

ミズヒキの穂は下から見ると白く見えるので紅白の水引の名がある

キンミズヒキバラ科)は金銀の水引の例えだが銀色はない

水引が何なのかわからぬ人も多いか?

 

ヒメキンミズヒキバラ科

同じミズヒキの名がつくがこちらはバラ科

 

 

ベニバナボロギク(キク科)

アフリカからの帰化植物

不思議と山間の伐採地や崩壊地などに真っ先に生える

 

クロバナヒキオコシ(シソ科)

ヒキオコシは倒れた人も引き起こす良薬とのことから

いろいろなヒキオコシがあるが総じて苦い

 

秋の野草 ④ に続く

ユウガギク

 

野菊の盛りを迎えているが、毎年、出逢うと清々しく、爽やかな気持ちになる野菊がある。

ユウガギクである。

地域によってはわからないが、湖西や湖北ではどこにでもある野菊ではなく、かといって希少な稀(まれ)にしかみられないものでもない。

農耕地や野原にはあまりなく、どちらかというと山に近い里などで思い出したように見かける。

イメージでわかるというか、かたまって咲いていれば車で通り過ぎてでも気付く。

どう言えばいいか、清楚な、品のある感じがする。

他の野菊がいくぶん青味を帯びていたりするのに対して、ユウガギクの花弁は真っ白である。

茎や全体が細く、葉の外縁はゆるやかに波打つ。

 

野辺に咲いている野菊に出逢えるだけで、

毎年ゆったりとした豊かな気持ちにさせてもらえるのだからありがたい限りである。

 

ユウガギク(キク科)

 

 

 

 

 

 

 

ユウガギクは柚香菊だが

実際には柚子の香りはしない

良い名をもらった花だと思うが

初めてこの花に出逢ったのは京都の北山だったと思う

それもあって何か柚子の香りがしそうな感じすらする

 

秋の野草 ②

 

すでに秋の花も終盤に差し掛かっている

①と重なるものもあるかもしれないが

主に野に咲く花々を集めた

 

アキノエノコログサ(イネ科)

 

ミゾソバタデ科

 

ボントクタデ(タデ科

 

サクラタデ(タデ科

 

チカラシバ(イネ科)

サクラタデ(タデ科

 

オオイヌタデタデ科

 

イヌタデタデ科

 

イシミカワタデ科

 

キクイモ(キク科)

 

ヒメジソ(シソ科)

 

ヤブマメ(マメ科

 

アブラススキ(イネ科)

 

ゲンノショウコフウロソウ科

 

アキカラマツ(キンポウゲ科

 

ツリガネニンジン(キキョウ科)

 

マルバルコウソウヒルガオ科)

セイタカアワダチソウ(キク科)

 

 

ホシアサガオヒルガオ科)

 

ナンテンハギ(マメ科

フタバハギとも

 

 

シロノセンダングサ(キク科)

 

 

ヨメナ(キク科)

 

 

 

ノコンギク(キク科)

 

やはりヨメナノコンギクなどの野菊は

いかにも秋らしい風情がある

 

野草の花々が咲き終わる頃

木々の紅葉が始まる

少し寂しくも感じるが

今年の植物の営みのクライマックスを迎える

蕎麦畑

 

早春のザゼンソウ

春のエドヒガンザクラ

初夏のカキツバタ

夏のマツヨイグサ

初秋のヒガンバナ

そして秋のソバ・・・

 

湖西には季節ごとに代表的な景観がいくつもある

 

 

 

ソバ(タデ科

 

赤いのは オオイヌタデタデ科

雑草ではあるがきれいなものだ

 

 

黄緑はイネの刈り取り後

 

夕照の蕎麦畑