霜月 紅葉 ①

 

今月、霜月に主に里で撮った紅葉を場所を限らず集めてみた

 

ツタウルシ(ウルシ科)

クヌギ(ブナ科)

下の淡黄色はコシアブラウコギ科

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同上

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クヌギ(ブナ科)

マンサク(マンサク科)

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マンサク(マンサク科)

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イチョウイチョウ科)

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イロハモミジ(ムクロジ科)

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イロハモミジ(ムクロジ科)

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アカシデ(カバノキ科)

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アカシデ(カバノキ科)

コナラ(ブナ科)

クヌギ(ブナ科)

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ウワミズザクラ(バラ科

アオハダ(モチノキ科)

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コハウチワカエデ(ムクロジ科)

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コハウチワカエデ(ムクロジ科)

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湖北湖岸夕景

 

この時期にしては珍しいように思えるが、琵琶湖の水位がかなり低下しているとのことで、ここまでの低下は14年ぶりのことらしい。

真っ先に思いつくのが湖北の湖岸で、ここは琵琶湖岸の中でも最も遠浅で、水深が浅い。

来てみると、やはり陸地化しているところも多く、ずいぶんと景観が違っていた。

 

 

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いつもは沖の島になっているところがつながって陸繫島になっていた

ちょうど湘南の江ノ島のような地形にあたり、歩いて渡れる

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上の場所の夕景

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画像の多くは普段は撮影できない陸繋砂州からのものである

 

白鳥の第一陣が四十羽ほど渡ってきていた

暖かい日が続いていたが、もう季節は晩秋にあたる

 

カツラ

 

 

カツラ(桂) の木

トチノキと同じく、ずいぶんと山奥の源流部にまで行かないと出逢えない木だが

すごく魅力的な木ではある

ただ、姿の美しい木なので、公園などによく植えられていて

私たちの世代?といえばいいかどうか

以前は女性の名前に 桂子 や 桂 がよく使われた

 

カツラ(カツラ科)

植物園のもの

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よく株立ちする性質があり、何本もの幹が林立するものもある

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琵琶湖岸に植栽されたもの

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葉は丸くハート形

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紅葉(黄葉)の色

ほぼ淡黄色になり、この頃には以前紹介したようにキャラメルのような甘い香りを放つようになる

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これは黄葉時ではなく、新緑の頃

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龍双の滝のカツラ

やはりカツラは水の豊かなところに生える

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天生湿原のカツラの門

カツラは本来は深山幽谷に生える木

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これらのカツラの画像は過去に撮った色々な時期のものを集めてある

カツラは早春に葉が展開する前に赤いシベのみの花を咲かせるが

撮ってはあるのだが見つからない

以前オークビレッジの稲本正さんが

カツラは春に深山の中でワインレッドの輝くような色を放つ日が1日だけある・・

と言われていたことがあった

早春の花、芽吹き、新緑、姿、秋の黄葉、香り・・・

なににしても魅力的な木である

 

 

タデ科花畑

 

 

10月の下旬から11月にかけては、蕎麦を含めて、タデ科の花が盛りを迎える。

毎年通りかかるところに、見事なタデ科の花畑を呈する休耕田があり、一部の区画にタデが密集するところはあっても、これだけ広がっているところはあまり見かけない。たぶん、すぐ横に水路が通っており、水分が多いからかと思うが、花壇や植物園か、とも思えるくらいの規模ではある。

 

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赤く見えるところはヤノネグサ(タデ科

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桃色から白色に見えるのがミゾソバタデ科

これがほとんどを占める

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緑の部分はチドメグサウコギ科

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褐色に見えるのはチカラシバ(イネ科)

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全体を見渡すとこのようなところ

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いつまでもこの状態が続くとは思わないが、わたしにはすごく魅力的な花畑にみえる

誰も停まって見ようとはしないと思うが・・・

ただ、農家の友人が言っていたが、作物を作っても損をする

維持するだけでも損をする…

(もちろん大規模で経営すると話は変わると思うが)

とのこと

農は国の基(もとい)なり…

と習ったのだが…



葛川明王院

 

 

比良の西側、安曇川の上流部に、比叡山延暦寺修験道場 

葛川明王院がある

延暦寺の中核部からはかなりの距離がある

 

 

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明王院で撮影をしていると、数名のカメラを持った方がおられたので話してみると、少し早いですねぇ・・・と言われる。はぁ・・と曖昧な返事をしていたが

後で、あぁそうか・・一般の方はもみじの紅葉を見に来られるのかと気がついた。

ケヤキやカツラの木は、紅葉のピークか、あるいは川床を見てもわかる通り、落葉が進んでおり、それに対してイロハモミジは青々としている。

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なお、境内のユズリハは植栽のものではなく、おそらく自生のエゾユズリハが大きくなったものだろうと思う。

 

 

若狭 信主神社

 

 

よく取り上げている 瓜割の滝 へ行く途中の、若狭上中町の三宅という集落に、信主神社という神社があり、

以前、若狭の知人が神社の木を教えてほしいというので、訪れたことがある。

すごい古木が何本も生えていて、うっそうとした森になっている。神社はもともとその地域の森を御神体にしているところが多いからあたりまえといえばあたりまえだが、ほとんどの人が知らないこの神社にこれだけの古木があるのには驚いた。

 

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コジイ(ブナ科)

シイノキは常緑樹の中でも、下から見上げると樹冠の色が他のものと異なっている

一枚一枚の葉裏は金色がかっているのだが、全体的に見ると暗い灰色のような感じ

シイノキを見分けるのは五月の中頃がいい

黄金色の花が咲き、遠目でも生えている場所がすぐわかる

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コジイ(ブナ科)

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コジイ(ブナ科)

コジイはツブラジイともいう

海岸沿いにはマテバシイが多いが、ここのものはコジイだった

なお、この神社は、海岸から十数キロ内陸に入ったところにある

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コジイのどんぐり

シイの実はアクがなく食用になる

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ケヤキ(ニレ科)

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ケヤキの大木は何本もあったが、一番の古木がこのケヤキ

千年ケヤキとあるが、たしかにずいぶんと年月を経ている

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シュロをはじめ、たくさんの植物が着生している

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奥の小さな社に覆い被さるようにケヤキタブノキの大木がある

ここがいちばんうっそうとしている

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モチノキ(モチノキ科)

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エノキ(ニレ科)

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エノキ(ニレ科)

エノキの実

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モミノキ(マツ科)

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クスノキクスノキ科

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たもの木 とあるが 

タブノキクスノキ科

海岸沿いに多い木

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この木があったのに驚いた

カゴノキ(クスノキ科

分布は 関東、福井以西、四国、九州 とあるからほとんど北限の分布になる

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幹の鹿の子模様からカゴノキの名がある

以前、石清水八幡宮にこの木があったので、兵庫の加古川の友人に名前を言うと

加古川 と言う地名も 子供の鹿(バンビ)が河川にいたことからついたように聞いているとのこと

漢字は後に当初の字と異なるものを当てていることが多い

鹿子川 である

聞いて初めて あぁ〜そうか! となる

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知人が聞いてきたのはこの木

ヨノミの木 とあるが 地方名だろう

ムクノキ だった

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ムクノキ(ニレ科)

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以前訪れた時は春だったが、今はこの幾分青みがかった実がたくさん落ちているのですぐにわかる

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この神社の本殿

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信主神社・・・

なにかキリスト教のようなイメージの名前がついた神社だが

八幡神社、弓削神社、秋葉神社・・等の神社と違って、まず読み方がわからなかったし

祭神が誰なのかもわからない

初めて訪れた時は木々に圧倒されて知人から神社名も聞いていなかった

調べていると、同じようにこの神社の木々に驚いた人がいて神社名に気付いていた

しんしゅ神社・・・と読むのだろうが

信主・・は 人偏と言 に分けると 一言主(ひとことぬし) とも読める

一言神社 とか 一言主 とか言うのは聞いたことがある

たぶんそれで正しいように思う

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林道歩き

 

もう十年以上前から獣害がひどくなり、里の周囲には柵が設けられたが、普通に咲いていた山麓の花々はすっかり見られなくなってしまった。林道沿いに咲いていた植物も、トリカブトハシリドコロなどの強い毒性のあるものか、キク科の植物以外はことごとく食べられてしまって、すっかり寂しい様相になってしまっていた。

ところが先日、少しだけ林道沿いに歩いてみたら、けっこう花や実が目に付いた。数年前から駆除が進んでいるために、徐々に回復してきたのかと思う。駆除自体がいいことかよくないことかよくわからないが、自然との接し方をおおもとから考えねばならないようにも思う。

ただ、本来あった植物がそこにまた戻ってきたのはありがたい。

 

マルバノホロシ(ナス科)

ナスもトマトもナス科で、小さなトマトのイメージはあるかもしれないがこれは毒草である

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ノブドウブドウ科

これほどカラフルな果実は他にはないかもしれないが、このブドウは食用にはならない

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シロヨメナ(キク科)

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ダイコンソウ(バラ科

基部の葉が大根の葉に似ていることから

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ヤマノイモヤマノイモ科)

根はいわゆる自然薯で、食用になるムカゴが着く

葉が対生なので他のトコロなどと見分けられる

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シシウド(セリ科)

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クロバナヒキオコシ(シソ科)

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マツカゼソウ(ミカン科)

これも毒草

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アキチョウジ(シソ科)

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アキノキリンソウ(キク科)

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オトコエシ(オミナエシ科)

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キタヤマブシ(キンポウゲ科

近畿北部に分布するトリカブトだが、最近ではイブキトリカブトの斜状型とされる

もちろん有名な毒草

葉を噛んだだけでもピリピリする

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オハラメアザミ(キク科)

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ムカゴイラクサイラクサ科)

茶色く見えるのがムカゴでこれによって無性生殖できる

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ナルコユリ(キジカクシ科)

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クサマオ(イラクサ科)

古代から繊維をとった植物でカラムシとも呼ばれる

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イヌショウマ(キンポウゲ科

いろいろなショウマがあるが、サラシナショウマよりひとまわり小さい

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サネカズラ(マツブサ科)

赤く熟す実がきれいなので植栽されるが、つるなどから整髪料となる粘液が採れるので美男葛ともいう

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ツリフネソウ(ツリフネソウ科)

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ミカエリソウ(シソ科)

あまりにきれいで振り返って見ることから

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アサギマダラ

 

毎年、秋のフジバカマの開花に合わせるようにアサギマダラが次々と訪れてくる。

遥か南西諸島までの渡りの途中に立ち寄ってくれるのだが、

まず、よくフジバカマの花を見つけ出すものだと感心する。

人とは比べようもない嗅覚を持っているのだろうが、視覚や記憶に頼る面が多い類人猿と違って、昆虫はとんでもない本能を持っている。

また、もう一つは、この弱々しい飛び方で、方向を見出す能力も含めて、よくぞ海山を越えて南西諸島まで辿り着けるものだと感心する。

浅葱色のきれいなこの蝶の好きな人は多く、山登りをする人はけっこう見かけている蝶ではないかと思う。

日本の国蝶はオオムラサキだが、アサギマダラは有力な国蝶の選考対象にあがっていたようだ。

 

 

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どうかみんな南西諸島までたどり着きますように!

コスモス

 

毎年楽しみにしているコスモス畑だが、今年は9月下旬には行けず、少し遅いかと思いながら行ってみるとなんとか咲き残っていてくれた。

最近は インスタ映え・・ の影響か、至る所に人が増え、植物を見に行っているのか、人を見に行っているのかわからなくなるところが多くなったが、ここは穏やかに過ごせる。

毎年ゆっくりと時間を過ごしては昼の弁当を食べてくる。

 

コスモス(キク科)

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中南米原産の一年草だが、考えてみれば一年で大きくなるもので、風に揺れる姿からは弱々しいイメージもあるが、近年の台風や大雨にも負けずに毎年倒れることもなく立派に開花する。

秋桜・・は歌で知られるようになって誰でも読めるようになったように思えるが、大春車菊とも呼ばれる。コスモスは宇宙という意味合いを思い浮かべるが、命名されたのは調和、秩序の意味かららしい。

各地にあるこのようなコスモス畑は整地をして栽培されているのだが、コスモスは一度育って開花すると、放っておいても種を作って毎年開花してくれる。と言って、セイタカアワダチソウなどのように至る所に進出して増えてゆくわけでもない。そういう意味でも調和とか秩序の名はふさわしいのかもしれない。

 

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滋賀県長浜市湖北町下山田

京都府立植物園

 

半年ぶりに県境を越えた

ほんとうに異常な日々を過ごしている

実は府立植物園、あるいは湖南、湖東の希望ヶ丘公園などを取り上げているときは

病院へ通っている

それゆえ非常事態宣言などが出ていても不要不急の事象ではないので

県境を越えようが構わないのだが

いわゆる基礎疾患というのがあるため

あまりの感染者数にやはり控えていた

 

植物園も久々の開園でたくさんの人で賑わっていた

私などはまだよいが、街の人たちは息の詰まるような日々が続いていたのだろう

 

シダレエンジュ(マメ科

多くの木々に枝垂れ性はあるが

この木の枝ぶりには驚かされる

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クスノキ並木(クスノキ科

府立植物園の代表的景観

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カリガネソウ(シソ科)

果実になっていた

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ヒオウギ(アヤメ科)

こちらも果実になっていた

この果実をヌバタマといい

髪や夜など漆黒のものの枕詞に使われる

たしかに黒光りしている

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クロバナヒキオコシ(シソ科)

ヒキオコシの葉はすべて噛んでみるとかなり苦いが胃の薬

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ノコンギク(キク科)

ヨメナと共に秋のキクの代表

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オミナエシオミナエシ科)

ここのオミナエシはフジバカマと同じ時期に開花していた

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アキチョウジ(シソ科)

花の形が香辛料の丁子(チョウジ・クローブ)の形をしている

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ノダケ(セリ科)

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フジバカマ(キク科)

やはりアサギマダラが訪れていた

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アサギマダラ

日本各地から南西諸島まで渡りをする蝶

ほんとうにこのような花の蜜でよく海を越えて行けるものだと感心する

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ツリフネソウ(ツリフネソウ科)

園芸種でいうとホウセンカ

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ホトトギスユリ科

野鳥のホトトギスの喉にあるまだら模様から

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アレチヌスビトハギ(マメ科

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フユザンショウ(ミカン科)

実はたしかにサンショウの実

昔、北山の芹生(せりょう)峠を歩いていて初めて見かけたが

葉だけではサンショウの仲間とは気付かない

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残念ながら時間がなかったので一時間もいれなかった

夕焼けと虹と

 

夕方に部屋にいてもわかるくらいに外が赤くなっていた。

外に出て空を見てみると虹が一部見えたので、

すぐに開けたところまで行ってみると

きれいな半円形の虹が全体的に赤みを帯びてかかっていた

 

9月30日 17:38

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湖西は虹の多く見られるところで、特に時雨が頻繁に降る晩秋にはよくかかる

ただ、このように赤い虹を見たのは初めてで

遠くに大きな台風が通過していた影響なのかもしれない

 

ものの5分ほどで消えてしまった

 

わかりにくいかもしれないが、右上をみるとこの虹は二重にかかっている

 

秋 分

 

匂うが如く いま盛りなり・・・

これは春の桜を読んだ歌だが、秋の花々の最盛期というのは

秋分の頃のように思える

もちろん地域によって異なってくるかとは思うが

主だった秋の花々が咲きそろってくる

ただ、春と違い、花が終わった後を寂しく感じてしまうが

最後に、紅葉というクライマックスが控えている

春の新緑に対するものだが

四季・・自然というものはほんとうによくできている

 

 


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ヒガンバナヒガンバナ科

イネ(イネ科)

キクイモ(キク科)

アキノノゲシ(キク科)

マルバルコウヒルガオ科)

ツユクサツユクサ科)

ヤブツルアズキマメ科

ソバ(タデ科

ヤマハギマメ科

ススキ(イネ科)

シオン(キク科)

 

 

春の華、秋の菊、笑って我に迎えり

暁の月、朝の風、情塵を洗う

 

        性霊集    弘法大師

 

 

 

センニンソウ

 

花の盛りは一週間ほどだろうが、見事な花に圧倒されることがある。

いわゆるクレマチスあるいは日本のテッセンの仲間の蔓植物にあたる。

センニンソウの名前は、果実(痩果)の毛が翁(仙人)の髭に見えることから。

 

センニンソウキンポウゲ科

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紅白

紅はヤマハギマメ科

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バイパスの土手に見事な花園があった

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赤はヤマハギマメ科

右上の木はヌルデ(ウルシ科)

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これはよく似た種類のボタンヅル

三出複葉に切れ込みがある

ボタンヅル(キンポウゲ科

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秋の七草

 

 

山上憶良の 万葉集にある七草の歌

 

秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびおり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花

 

萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花

  

この中で、今の時代に一般の人が違和感を覚えるのは クズ だろう

山野を覆い尽くすように広がる姿を見ると、雑草どころか 悪草にすら見える

ただ、クズの花は次の写真のように、形といい、色合いといい、魅力的なものである

また、掘り起こしてさらに精製するまでが大変だが、葛粉になり、さらに葛根湯の原料でもある

昔の人は、悪い面ばかりに目をやるのでなしに、そのものの良い面に気付き、結果として恩恵を受けてきた

 

① クズ(マメ科

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②  ナデシコナデシコ科)

いわゆる大和撫子である

野生のカーネーション

茎は細くて すっきりとしているが 芯は強い

かくありたし

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③  ススキ(イネ科)

この植物を見て趣を感じるのは日本人だけではないだろうか

仲秋の十五夜には欠かせない

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④  ハギ(マメ科

これは今でもいかにも秋らしい花である

なお餅米と小豆で作る おはぎ だが

秋分の秋のものは おはぎ(萩から)

春分の春のものは ぼたもち(牡丹から) と呼ぶ

ハギには種類があるが 写真は ヤマハギマメ科

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山上憶良の歌のアサガオはキキョウのこと

今では自然植生はほとんど見られなくなったが

ずいぶんと昔、八ヶ岳の高原で キキョウやナデシコが一面に咲く姿を見たことがある

奈良時代はあのような感じだったのだろう

⑤  キキョウ(キキョウ科)

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⑥  オミナエシオミナエシ科)

千利休は茶花としては匂いを嫌って避けたという

ただ、姿は清楚な花である

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これは オミナエシ(女郎花) に対する

オトコエシ(オミナエシ科)

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⑦  フジバカマ(キク科)

これこそ今では自然植生はほとんどなく絶滅危惧種にあたる

昔は川の土手などに普通に生えていた

よく似たヒヨドリバナはいくらでもある

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フジバカマが咲く頃に必ず アサギマダラ がやってくる

この蝶は沖縄、奄美などの南西諸島まで渡っていくという

光るような浅葱色(あさぎいろ)がわかるだろうか

昔の日本人の感性というものに驚くばかりである

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さらに昔の人の感性に驚くのは 下は 

フジバカマの小花を一つ取ったものだが

フジバカマ(藤袴)の名前の由来がわかるだろうか

気付いた人はたいてい うわ〜 そうなのか〜 という人が多い

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なお、秋の七草といっても開花時期はまちまちで

西周辺では
キキョウ、ナデシコは7〜8月に、

クズ、オミナエシは現在で終わりかけ

ハギ、ススキは今から

フジバカマは一番遅く9月下旬頃から咲き出す

 

 

 

 

葉月

 

 

ずいぶんと暑い日が続いた後は、急に前線がかかり続けて大雨が続き真夏の梅雨のような状態になってしまったが、気象庁の警告通りに大きな規模の災害にならなかっただけが幸いかもしれない。

 

残念ながらどこへも行くことができなかったが

振り返って、今年の夏らしい景観、植物を

 

クサギ(シソ科) 

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葛尾崎と竹生島 

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 瓜割の滝

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石田川河口と夏雲

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夏の湖

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湖岸

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夕景 

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ハグロトンボ 

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クレオメ(フウチョウソウ科)

西洋風蝶草 熱帯アメリカが原産地

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カラスの羽なのか?

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ヤマグリ(ブナ科)

今年もクリはたくさんの実を着けている
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ミソハギミソハギ科)

湿地の植物だが田の畦によく生えていて盆花にされる

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ジュズダマ(イネ科)

実にひもを通して数珠を作って遊んだことから・・

改良された栽培種がハトムギ

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フシグロセンノウ(ナデシコ科)

ナデシコ、いわゆるカーネーションの仲間

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タラノキウコギ科

この時期に開花する

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仲良く樹液に夢中のカブトムシとスズメバチ

両者とも一年で命を終える

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