深泥池、深泥ケ池(みどろがいけ)
京都市の北部にある池、湿地であるが、希少種が残っていることは以前から聞いていた。
以前、車で通りかかった時、警備の人が椅子に座っていて何か希少種を警備していて、いまそこに行ってみるとミツガシワが広がっていたが、それを警備していたのかはわからない。
今回深泥池に行ったみると、一面にタヌキモの黄色い花が咲き広がっていた。フサタヌキモやヒメタヌキモの花は見たことがあるが、タヌキモの花がこれほど大きいとは思わなかったし、池一面に広がっているのにも驚いた。
今回は希少種のホロムイソウ(ホロムイソウ科)はわからなかった。東北や北海道に分布するが、氷河期の名残で深泥池にも隔離分布するようで、世界的にも南限のようである。池の北半分は陸地化して湿地になっているようで、そこにあるのかもしれないが、勝手に入るわけにはいかず、また機会があれば、周囲を歩いてみようと思う。
タヌキモ(タヌキモ科)
水面から5〜10センチくらいはあると思う
ミツガシワ(ミツガシワ科)
南端より北を望む
発泡スチロールも浮いていたりする