湖東の犬上川というのは、琵琶湖の対岸に近いこともあり、あまり行くことはなかったが、今回、中流の大瀧神社を訪ねてみた。湖東には北から芹川、宇曽川、犬上川、愛知川、日野川、野洲川・・・と大きな川が比較的狭い間隔で琵琶湖に流れ込んでいる。それだけ東部の鈴鹿山地の水源が豊かだということかと思う。ただ、今回、犬上川の流れを地図で確認してみると、上流は北谷と南谷に分かれており南谷の方に犬上ダムがある。犬上ダムを上り詰めて行くと愛知川の上流の政所や 杠葉尾(ゆずりお)に至るのは知っていたが、やはり湖東の川の流れや地勢はもう一つよくわからない。来年にでもゆっくりまわってみようと思う。
大瀧神社のすぐ側を犬上川が流れており、大蛇淵と呼ばれる渓谷になっていて、このような景勝地があるとは知らなかった。寝覚めの床や厳美渓とかまではいかなくとも、なぜあまり知られていないのか不思議に思えるくらい見事なところである。
大蛇淵
大瀧神社というが、ここの少し上流に犬上ダムができるまでは、滝のような規模の淵だった
神木の杉
大瀧神社
大蛇ケ淵
犬胴松
犬上川の名前の由来とも関係するかと思うが、愛犬の首をはねるくだりがもう一つよくわからない
南総里見八犬伝のように家臣のたとえだろうか?
小石丸
小石丸の首を鎮めた祠
大蛇ケ淵の対岸にある
ヤマナシ(バラ科)の巨木
ヒメリンゴくらいの大きさがあり、かなり大きい
以下は大瀧神社のものではない
ナツハゼ(ツツジ科)
鈴生り
センブリ(リンドウ科)
コバノガマズミ(スイカズラ科)
ヤマトキソウ(ラン科)
キキョウ(キキョウ科)
オケラ(キク科)
新分類体系ではスイカズラ科になるが、マツムシソウの仲間と言われればなんとなくわかる
希少種で本来は2メートルくらいになる
この個体は刈られている
ウシタキソウ(アカバナ科)
ミズタマソウの仲間