気候

太陰太陽暦では、1年を24節気、72候にわけ、それぞれの季節の目安にしてきました。そこから、気候という言葉も生まれ、四季の移り変わりを肌で感じることができました。太陰太陽暦では、月の満ち欠けの周期で日を数え、太陽の運行で季節の調節をします。一太陽年の365日に比べ、11日少ないため二、三年に一度閏(うるう)月をいれます。

 

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    24節気(2030年)

 

 1月 5日  小寒 本格的な冬で、寒の入りとも言う。

       寒風、降雪しきり。


 1月20日  大寒 一年中でもっとも寒さの厳しい季節だが、

       かすかに春の兆しを感じる


(2月 3日 節分立春の前日。邪気を払い、春を呼ぶ行事として、

       豆まきを行う


 2月 4日     立春    冬と春の分かれ目で、この日から春になる。


                           八十八夜や二百十日はこの日から数える。


 2月19日  雨水 雪や氷が解け、雨水がぬるんで草木の発芽の

       兆しが見える。


 3月 6日  啓蟄 陽気が地中に達し、冬ごもりしていた虫が

       穴から出てくる。


 3月21日  春分 春の彼岸の中日。春の気配が満ちてくる。

       昼夜の長さが同じ。


 4月 5日  声明 春分後15日目。だんだん春らしくなり、

       草木の花が咲き始める。


 4月20日  穀雨 百穀を生育する雨が降り、田畑を潤す。

       種まきによい季節。


(5月 2日 八十八夜)  


 5月 5日  立夏 いよいよ夏の気配。野山は新緑に覆われる。


 5月21日  小満 万物生気充満し、草木の枝葉が繁る。


 6月 6日  芒種 稲の植え付けの時期。麦の収穫の時でもある。


(6月11日 入梅) このころから30~40日間の梅雨の季節に入る


 6月21日  夏至 暑さはまだそれほどでもなく梅雨しきり。

       一年中でもっとも昼間の長い日


(7月 2日 半夏生)  


 7月 7日  小暑 暑さが日増しに強くなり、本格的な夏も近い。


 7月23日  大暑 一年中でいちばん暑い時期。


 8月 7日  立秋 暑さはまだ厳しいが、暦の上ではこの日から

       季節は秋になる。


 8月23日  処暑 そろそろ暑さもやわらぎ、涼しい秋ももうすぐ。


(9月 1日 二百十日)  


 9月 8日  白露 秋の気配が身近になり、野山の草に霜が降りる。


 9月23日  秋分 昼夜の長さが同じ日。秋の彼岸の中日。


10月 8日  寒露 秋が深まって、野草に露がやどり、

       朝晩は寒さを感じるようになる。


10月23日  霜降 晩秋を迎え、野山にはうすい霜が降り、

       朝晩は寒さを感じるようになる


11月 7日  立冬 冬の気が立ち始める。日の光も弱くなり、

       以降冷気がきびしくなる。


11月22日  小雪 雨がみぞれとなり雪に変わるが、

       まだ本格的な降雪にはならない


12月 7日  大雪 ところにより降雪が見られるようになる。

       北風も吹き、いよいよ冬の到来


12月22日  冬至 太陽の高さが一年で最も低く、夜がいちばん長い。

       この日以降日が長くなる

 

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  節分      立春立夏・立秋・立冬の前日で季節の変わり目

  彼岸      春分秋分を中日とする7日間

  八十八夜      立春から88日目の日。作物の種をまく日

  入梅      梅雨の季節に入る日

  半夏生      夏至から11日目

  土用      四季の最後の18日間

  二百十日     立春から210日目の日。稲の開花期に台風が多いので注意する

 

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