INDIANSUMMER

琵琶湖の湖西,あるいはその近辺の自然および植物の紹介です。時折県外や海外の自然になることもあるかと思います。過去の記事を INDIANSUMMER TM にあげました。アドレスは   jiroviolet.hatenablog.jp です。

夏至の夕焼け

梅雨の晴れ間の皐月晴れのことを話したが、街からの帰りに、この季節とは思えない夕焼けに出逢えた。時間もなく、場所も選ばず、撮っているが、あつい夏至の日だったにもかかわらず、秋のような夕焼けだった。 以下は正確には夕焼けでなしに夕映えになる ネ…

皐月晴れ

多くの人が勘違いしているかと思う。今は旧暦の皐月(五月)で、すでに梅雨に入っているが、この時期の晴れ間を皐月晴れといい、5月(先月、太陽暦)の晴天を指すのではない。5月の晴天の日は、黄砂や、最近ではpm2.5などの影響が強く、空は霞んでスッキ…

鳥越林道

週に一度湖北に行くが、朝に用事が終わると、たいていは午後に周辺のどこかを歩いてくる。高時川や賤ヶ岳、小谷城跡などを訪れているのはたいていこの時で、ゆっくりと山を周回することはできないが、いろんなところを見て廻れる。 草野川に沿って登って行く…

カキツバタとレンゲツツジ

カキツバタは多くの所に生育しているが、箱館山の平池(だいらいけ)のものは周囲の景観の中で落ち着いたたたずまいをみせている。朝早く、直射日光がささず、できれば曇り空のほうがいい。近頃はよく知られるようになって、観光コースのようになっている時…

カザグルマ

近くに行ったので山室湿原を訪れた。小さな湿原だが湿地特有の植物がいろいろある。ちょうどカザグルマの開花時期で大きな白色の花を咲かせていた。園芸種のクレマチスと同じくらいの大きさの花だがこの白花は野生種には違いない。ただ、ここの湿原のカザグ…

ジャケツイバラ

春先の山麓のタムシバや5月中旬のシイの木など、花が咲いて急に気付く木々も多いが、ジャケツイバラもそういったものの一つかと思う。日当たりの良い藪のようなところに生えるため、ふだんはあまり気に留めないから余計に目立つし、幾分蛍光がかった黄色の花…

京都府立植物園

昼からの短時間、府立植物園を廻ったが、いつも行く自然生態園だけでなく北側通路を歩いて主に樹木を見て廻った。今回知ったが、園内に生育する主な樹木の分布を示した地図がスマートフォンアプリで記されていて、その地点や説明を確認できる。歩いてみると…

岩籠山 春

昨秋に続いて岩籠山を訪ねたが、今回は市橋から渓流沿いを遡り、頂上、インディアン平原、妖精ブナ林を経て駄口へ下る周回コースをとった。思いもかけず、渓流沿いの植物相が豊かで、困難な徒渉地点が数多くあったこともあって稜線に出るまでに随分と時間が…

スイバ(タデ科)

『土手のスカンポジャワ更紗…』 私より少し年配の人にこの詩を知っているか?と聞くと、たいていの人はすぐに節を口ずさむ。ラジオかテレビか何かでほとんどの人がなじんでいる歌のようで、懐かしそうに歌い出す。私は知らないし、節もわからないが、ただこ…

キンラン・ギンラン

ちょうど一年前にキンランをとりあげたおり、ギンランは見かけなくなって久しい…と言っていたが、なんとそのギンランがあった!昨年のブログに参考にとりあげたギンランは石灰岩地帯のものである。自宅周辺のなんということもない場所に生育していて、以前見…

屏風が滝 春

昨秋に訪れた屏風が滝に行ってみたが、やはりこの渓流はイワタバコやオオバギボウシの群生などが多く、本来の植生が残されている。滝の冷気で遅れるのか、この時期に、鮮やかなユキグニミツバツツジが屏風が滝のすぐ前で咲いていて印象的だった。もう一つ驚…

新緑② 天増川・石田川

久々に天増川(あますがわ)を歩いてみたが、ここも鹿の食害だろう、林道沿いの草本はほとんどなくなっていた。かつては、奥深い渓流の代表のようなところで、一面のワサビやコンロンソウをはじめ、希少種も多くみられたところだけに残念なかぎりだ。 クルミ…

瓜割の滝

若狭の上中に名水百選のひとつである瓜割の滝がある。夏でも冷気が漂い、滝の前にある台座に寝転んで昼寝でもできるくらいの涼しさである。もっとも最近は近隣の人ばかりか、観光バスまで来るようになって、ゆっくり寝ていられなくなったが。 ここは水辺の植…

新緑① 姉川

しばらく雨が少なかったが、一昨日からまとまった量の雨が降り、久々の晴天になった。十分に水を得た木々のみずみずしいこと。どの山を見ても鮮やかな、命の息吹が見えるような新緑に変わった。ここも、あそこもとは思うが、すべて見てまわれないのが残念な…

箱館山

箱館山には林道が周回しており、カキツバタの平池、大正時代に造られた人造湖である淡海湖(処女湖)、紅葉が圧巻の天狗岩等を周回することができる。早春は残雪や倒木、落石等で通行できないことが多いが、例年5月の連休までには通行できる。登山道も荒れて…

白滝谷

以前に二度ほど訪れたことがあり、トチノキやカツラ、オヒョウなど奥深い深山の木々が多く生えていた。まだ肌寒いが、以前見かけたエイザンスミレなどがないかと、白滝谷を登れるところまで歩いてみようと出かけた。林道の終点まではよかったが、白滝谷の登…

春彩

ずいぶんと以前に裏磐梯の紅葉に感動した時、案内の人が、春はもっときれいですよ…と言われて何のことかわからなかったことがある。春の木々の芽吹きは、気候によって、あるいは木々が持つ習性によって幾分変化するが、灰色の山々が一気に色付いていく様は、…

小関越え

昔より京都から大津へ行くにはよく歌に詠まれている逢坂山を越えて行くが、この東海道の間道にあたるのか、小関(おぜき)越えという道がある。今回は京都の山科から大津の長等までを歩いた。 山科からはしばらくは琵琶湖の水を京都まで送る疏水(そすい、明…

海津大崎

サクラの季節になっても以前はふつうに見に行くことができたが、ここ10年ほどになるか、とんでもない人出で、湖西ばかりか湖北に廻る道にまで延々と渋滞が続くようになった。今年はここのサクラも他にもれず、随分と早く満開を迎え今週末がピークかと思わ…

春一気

ようやくサクラも咲き出したと思えば、ソメイヨシノもエドヒガンもヤマザクラも一気に咲き出した。イチリンソウもエンゴサクもカタクリもスミレも一気に咲き出し、吉野山のサクラは下千本も中千本も上千本も一気に咲き出して満開になったとのこと。 二月にか…

希望ヶ丘文化公園

近くに寄ったので、スミレくらい咲いていないかと歩いてみた。こちらでは植栽のサクラがほぼ満開に近いものもあり、家族連れやご夫婦を多く見かけた。公園の中央の道路沿いの遊歩道はやはり昨年の台風により通行不可となっており、三上山沿いの遊歩道を歩い…

インスタ映え

もう今から十数年前になるか、仲間と藤原岳の麓のセツブンソウを見に行ったことがあり、あとで近くに梅林があるとのことで、皆で行ってみたが規模も大きくいいところだった。近くに行く機会があったので、ちょうどいい時期になっているかと久々に訪れてみた…

京都府立植物園

梅くらいは咲いているかと植物園へ行ってみたが、早春の花々や早咲きの桜、サンシュユやツツジまで咲いていて、1日では回りきれなかった。 数年前に、いつも野山に花を求めて歩いた友を亡くし寂しい限りだが、「私にはこれがある!」と言っておられたのをよ…

気候

太陰太陽暦では、1年を24節気、72候にわけ、それぞれの季節の目安にしてきました。そこから、気候という言葉も生まれ、四季の移り変わりを肌で感じることができました。太陰太陽暦では、月の満ち欠けの周期で日を数え、太陽の運行で季節の調節をします…

琵琶湖百景⑤

春の突風 「比良の八講荒れじまい」という言葉がある。春先に比叡山の行者が比良山の水を琵琶湖に注ぐ宗教上の行事のことを比良の八講というが、例年3月下旬のこの時期には比良おろしの突風が吹くことが多く、有名な四高のボート部の遭難もこの時期に起こっ…

セツブンソウ

今年は1月から2月にかけての異常な寒気の影響だろう、梅の開花がずいぶん遅れている。ただ、セツブンソウはいつも通りに咲いてくれていた。 セツブンソウやフクジュソウはキンポウゲ科の植物だが、とにかく春一番に開花する。受粉のための昆虫すらまだ活動…

ザゼンソウ

随分と以前に地元の中学生が竹林の中の湿地に変わった植物を見つけて、先生に報告したことによって知られるようになった。早春のこの時期以外はただ丸い葉が一面に生い茂り、ほとんど気付かなかったろうと思える。今では多くの人が訪れるようになり、観光バ…

琵琶湖百景④

奥琵琶湖 琵琶湖の最北部周辺を奥琵琶湖と呼んでいるが、最北は塩津湾である。桜で有名な海津大崎や、葛籠尾崎(つづらおざき)、あるいはこの前紹介した尾上の湖岸など景観の優れているところが多い。 琵琶湖周辺には大津を始めとして、草津、塩津、海津、…

琵琶湖百景③

湖面 琵琶湖の湖面も、稀に波がなくなり、鏡面のようになることがある 夕映えの光景 月が出ている 月の光がこちらに渡ってくるように見えることがある 雪の降った冷え込んだ朝に、おそらく大気より水温が高いため、空気中の水分が霧になって湖面を覆った状態…

琵琶湖百景②

尾上(おのえ) 湖北に尾上というところがあり、琵琶湖岸の中でも特に遠浅の地形で沖合まで砂州が広がったり、ヤナギやハンノキなどが湖岸や沖合にまで生えて独特の景観となっている。秋の夕景が見事なことが多く、またハクチョウなどの渡り鳥が羽を休める場…