賤ケ岳

しずがたけ…と読む。柴田勝家羽柴秀吉との七本槍の戦いで有名な山だが、小谷城なり、姉川の合戦なり湖北は戦場地が多い。

昼から少しと登ってみたら想いもかけず快晴にて、遠方まで見晴らしよく、滋賀県中が見渡せた。

琵琶湖最北部

および葛籠尾崎

左端は竹生島

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山からの吹き下ろしの風か飯の浦湾には綺麗な模様が流れていた。

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余呉

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湖北平野部

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比良武奈ヶ岳

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賎ヶ岳よりの尾根続き

正面奥の山は山本山

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南方大津方面

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南方草津方面

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キンラン

ちょうど春の連休の頃から咲き出すからか、散歩の人に気付かれて掘り起こされたり、あるいは食性の変わってしまった鹿に食べられたりしてずいぶんと減ったキンランも、よく探してみるとけっこう残っている。一般の人に対しては、キンポウゲがカムフラージュになってくれているようだ。昔はギンランもあったけれど、さすがになくなって久しい。

f:id:Jiroviolet:20170520161710j:imagef:id:Jiroviolet:20170520161730j:imagef:id:Jiroviolet:20170520161751j:imagef:id:Jiroviolet:20170520161803j:image

ギンラン

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植物群落

以前から、一面のコマクサ群落…というような使い方をしていたが、生態学の定義では、群落とは…一定の地域に相互に関連を持って生育している異種の植物の集まり… となる。群生…という言葉を使った方がいいのかもしれない。

ノウルシ(トウダイグサ科

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ハマダイコンアブラナ科

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ナガミノゲシ(ケシ科)

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ジシバリ(キク科)

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スイバ(タデ科

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アメリカフウロフウロソウ科

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サワオグルマ(キク科)

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オオイヌノフグリゴマノハグサ科

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イチリンソウ(キンポウゲ科

奥のものはニリンソウが混じるf:id:Jiroviolet:20170513123537j:plain

ニリンソウキンポウゲ科

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トゲミキンポウゲ(キンポウゲ科

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ムラサキサギゴケ(ゴマノハグサ科

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Spring ephemeral

春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごす一連の草花の総称。

いつも春になると、すがすがしい気持ちでこれらの花々に出逢うが、足るを知るというか、潔さに感心してしまう。

カタクリユリ科

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トキワイカリソウ(メギ科)

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イチリンソウ(キンポウゲ科

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ヤマエンゴサク(ケシ科)

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ラショウモンカズラ(シソ科)

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ニリンソウキンポウゲ科

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セツブンソウ(キンポウゲ科

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春の琵琶湖岸

琵琶湖岸では四季を通して木々や草花の芽吹きや開花、結実、紅葉などが見られ、変化に富んでいて飽きない。

アカメヤナギ(ヤナギ科)とハマダイコンアブラナ科

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ノウルシ(トウダイグサ科

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葛籠尾崎より

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琵琶湖最北端の塩津湾

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高時川源流

 

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滋賀の最北端を流れる高時川は別名、妹川ともよばれ、同じく湖北の姉川と合流して琵琶湖へ流れ込む。上流には日本海要素と呼ばれる、雪に適応した多くの植物が分布している。

ユキツバキ(ツバキ科)

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ヒトリシズカ(センリョウ科)

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ハルトラノオタデ科

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ウスバサイシン(ウマノスズクサ科)

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ミズメ(カバノキ科)

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渓流沿いの新緑

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Indiansummer2

 最高峰グランドティートン峰 4197mを中心としたティートン山脈はアメリカの国立公 園の中で最も美しい景観と言われます。五十年以上ティートンの麓に住んでこられた老女がこん なことを言っておられます。 「私はヨーロッパのアルプスも見たし、ヒマラヤにも登った。南アメリカの山岳地帯も歩きまし た。けれど、ティトンの山には魂に響きかけてくる何か特別なものがあるのです。」

 めったに海外へ行かない私がこの年になり二度も同じ所へ行こうとした理由もそこにありま す。 ネイティブアメリカンの伝説にまつわるシューティングスターやインディアンペイントブラ シ、ブレージングスターや数多くの高山植物も見ることができ、充実した旅でした。

 琵琶湖の湖西に住んでいますが、周辺も含めた、四季を通しての植物や自然を紹介していきます。

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Grand Teton